Thema
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LGBTコミュニティ、この20年のあゆみ
〜司法とメディアの移り変わり〜
1990年、同性愛者の団体が東京都から公共施設の宿泊利用を拒否される「府中青年の家事件」があり、その高裁判決(確定)から今年で20年を迎えます。
また、メディアにおける性的マイノリティ(LGBT)の扱い方は、時代と共に変化していますが、嘲笑の対象や異質なものとして扱われることが多くみられてきました。
近年はLGBTがニュースなどで取り上げられる機会は増えていますが、その一方バラエティ番組等で「オネェタレント」が面白おかしく扱われるような風潮もいまだにみられています。
LGBTコミュニティのこれまでのあゆみも時代と共に忘れられています。
本シンポジウムでは、この20年の司法やメディアの移り変わりを振り返ると共に、LGBTコミュニティのあゆみを振り返ることで、次世代の人々がこうした実情に対して取り組み、また今後の課題や活動のあり方を考えるきっかけとしていきたいと考えています。
Program
プログラム
第1部 講演
「20年前の府中青年の家事件を振り返る」 風間孝 氏
第2部 講演
「メディアにおけるLGBTの扱い方を振り返る」三橋順子 氏
第3部 ディスカッション
「司法とメディアの移り変わりについて」
風 間 孝 氏、中川重徳 氏、三橋順子 氏、牧村朝子 氏(司会:佐々木掌子氏)
- 風 間 孝 氏(中京大学国際教養学部 教授)
- 中川重徳 氏(諏訪の森法律事務所 弁護士)
- 三橋順子 氏(明治大学・都留文科大学非常勤講師)
- 牧村朝子 氏(タレント・文筆家)
- 佐々木掌子氏(立教女学院短期大学現代コミュニケーション学科 専任講師)